婚約指輪の歴史と意義

婚約指輪は、法的に定められたものではないものの結婚の約束を形にするもので、男性から女性に贈られる人生で最も嬉しいサプライズといわれているものです。指輪の交換の習慣はエジプトが発祥とされており、象形文字の円で結婚を描き永遠に途切れないものを表していました。古代ローマ時代は、結婚より婚約が重視される傾向があり、誓いの儀式の際に鉄の輪を送ったのが婚約指輪の始まりであるとされています

ジュエリー好きな女性でも普段のおしゃれでは決して左手の薬指に指輪はしません。婚約指輪、結婚指輪をはめるために空けておくためで、今でも、男女を問わず、左手の薬指を見れば既婚か未婚かが一目でわかります。

婚約指輪を左手の薬指にはめる習慣も古代エジプトの言い伝えによるもので、心臓により近い左手の薬指には愛の静脈があり、愛のパワーが流れていると信じられていたようです。また、薬指には、創造力があるとされており、これから新しい二人の家庭を想像するという願いも込められていると信じられていたそうです。

宝石があしらわれた婚約指輪が登場するのは中世期頃のことで、当初はサファイアやルビーがよく使われていたようです。ダイヤモンドが初めて使用されたのは、1477年、ローマ帝国皇帝となった大使が、「不屈の力」「永遠」を意味するダイヤモンドを贈るようにアドバイスを受けて結婚を申し込む際に贈ったことが由来とされています。それ以降、ダイヤモンドが永遠の愛の象徴とされました。日本でも高度経済成長期の頃から、地球上で最も硬いダイヤモンドに固い絆や永遠の愛、純粋無垢な心を象徴するものとして女性が憧れるものとなりました。